絵の中に残したいもの
| 似ている、だけで終わらせない |
犬の絵を描くうえで大切にしたいのは、毛色や顔立ちをなぞることだけではありません。 どこかおっとりしている。 元気いっぱいでじっとしていない。 少し気が強い。 でも本当は甘えん坊。 家族の前だけで見せる表情がある。 そんな、その子の“性格の気配”まで感じてもらえるような絵を目指しています。 |
|---|---|
| 飾ったときに、空間までやわらかくなる |
絵は、しまい込まないものです。 壁に掛けたり、棚の上に立てかけたり、家の中のどこかに、自然と一緒に暮らしていくものです。 だからこそ、ただ目立つだけではなく、ふとしたときに眺めたくなること。 日々の暮らしの中で、やさしく馴染むこと。 でも、ちゃんと心に残ること。 そんな存在感を大切にしています。 |
| 見返すたび、気持ちが少し動く |
絵は、一度見て終わりではありません。 何日も、何か月も、何年も、そこにあります。 元気な日に見る絵と、少し疲れた日に見る絵は、きっと違って見えます。 忙しい日の帰宅後に見るのと、静かな休日の朝に見るのとでも、また違います。 そのたびに、ほんの少し心がやわらぐ。 そんなふうに、時間と一緒に育っていく一枚であってほしいと思います。 |

