うちの子を、思い出ではなく、いまここに置いておくために

写真を見返すたび、かわいかったな、では足りなくなる瞬間があります。
この子の目のやさしさ。
いつもの座り方。
こっちを見ているようで、少し遠くを見ているような表情。
家の中にいたはずなのに、季節の匂いまで連れてきてくれるような気配。
そんな、言葉にしきれないものを、絵として残せたらと思いました。
プチ・レノンでは、画家・森大地による犬の絵画制作を承っています。
ただ似せるための一枚ではなく、その子と過ごした時間まで、そっと絵の中に置いておけるように。
見た人の胸の奥に、やわらかく残る作品をお届けします。
犬と暮らす時間は、毎日のようでいて、本当はひとつとして同じ日がありません。
玄関まで迎えに来る足音も、眠そうにこちらを見る朝の顔も、散歩の途中で急に立ち止まる気まぐれも、こちらが落ち込んでいる日にだけ寄ってくる不思議なやさしさも。
そういうものは、写真にも残せます。
けれど、絵には、写真とは少し違う残り方があります。
輪郭の外にある空気。
その子のまわりにあったぬくもり。
飼い主さんだけが知っている、あの子らしさ。
絵は、姿を写すだけではなく、記憶の中でふくらみ続ける存在を、そっと受け止めてくれます。
「かわいい」だけで終わらない。
「会いたい」にも、「ありがとう」にも、少し似ている。
そんな一枚になればと思っています。

